
3月27日のネットの記事で驚きの内容が入ってきました。
コンテンツ
BCGの予防接種に肺炎の予防の効果があるのか?
それは、私たち日本人なら、子供時代にほぼ100%が接種しているはずのBCGの予防接種です。
その記事はこちら
↓
「BCGがコロナを防ぐ」は本当か? 免疫学の第一人者が回答
また、2003年03月20日の古い記事なのですが、
その記事の中には、こう書いてありました。
寝たきり高齢者へのBCGワクチン接種により、肺炎発症の予防が可能になりそうだ。
以下がそのサイトの記事です
↓
【日本呼吸器学会速報】 寝たきり高齢者へのBCGワクチンで肺炎発症の予防に効果
まだ、はっきりとしたことではないのですが、
BCGというのは、肺結核を予防するワクチンなので、
今回の新型コロナの肺炎もある程度防御する力があるのではないかとも思えてきます。
イタリアやスペインはBCG予防接種をしていなかった!
ちなみに、イタリアではBCGの予防接種はしていないようです。
↓(横浜市のWEBサイト内)
イタリアのこどもの定期予防接種について
イタリアと同じく被害の大きいスペインについても以下のようなアゴラの記事がありました
↓
日本型BCGで新型コロナの免疫ができる?
EUでは1980年代からBCGを任意にし、日本のようなハンコ型ではない新しい株になった。右の表のように(小国とイランを除くと)死亡率のワースト10はすべでBCGを義務化していない国だ。特にBCG義務化をやめたスペイン(死者93人)と義務づけているポルトガル(死者6人)の差が印象的だ。
また、
BCGワクチンにも2種類あるようで、
日本では、ハンコ型のワクチンで、ヨーロッパなどでは注射タイプのようです。
しかも、その二つはハンコ型か注射型かだけの違いではなく、
前期と後期で違うものが世界の国によって分かれているようです。
日本は現在、前期分与株の(Tokyo172-1株)というもので行っています。
■前期分与株
・Tokyo172-1株(日本株)
・ロシア株BCG-I株
■後期分与株
・デンマーク株 Danish 1331株
・パスツール株
世界のBCG予防接種の種類別状況
では、世界でどのBCGを接種しているかというと、
以下のような状況でした。
以下一部引用
↓
前期分与株(ハンコタイプ)
・日本(日本株)
・イラク(日本株)
・タイ(日本株)
・台湾(日本株)
・ロシア(ロシア株)
・旧東ドイツ(ロシア株)後期分与株(注射タイプ?)
・中国(デンマーク株)※香港亜種?※中国が日本型だとネットで言っている方もいます。
・イラン(パスツール株)
・旧西ドイツ(デンマーク株)
※EU・アメリカは多くの国で強制ではありません。国によってツベルクリン反応による接種。前期と後期の両方
・韓国(どちらかを選択できる)
尚、WHOはデンマーク型を推奨している。
また、日本では100%近い人が子供の頃にBCGを接種していますが、
死亡率や感染率が高いヨーロッパでは日本のようにBCGを接種している人は多くないとのことです。
日本で、これまで中国の春節などで多くの中国人感染者が入ってきていると思われる状況でも、ヨーロッパやアメリカのような状況になっていない理由の原因にこの幼少期のBCGの予防接種が効果があったのではないかという説が出てきました!
BCGの予防接種をすることで、結核以外の感染症にも免疫がつくらしい
「結核ワクチンであるBCGを投与すると、結核とは関係のない感染症が子供で減ることがわかってきました。BCGは自然免疫を刺激するもっとも強力な物質なので、自然免疫が強化されたことにより、他の感染症もある程度防げるようになったのではと考えられる報告です」
「さらに面白いデータが最近、オランダのグループから出ています。彼らは、弱毒化したウイルスからなる黄熱病ウイルスワクチンを人に接種した時に起こる反応について、BCGの投与効果を調べました」
「投与する黄熱病ウイルスは生きているので一過性に接種を受けた人の血液中に出現するのですが、BCG投与を受けていた人ではこのウイルス血症の頻度が著しく減る」
「つまり、BCG投与により結核とは関係のない病原体に対しても実は免疫力が強化されていることが示唆されたのです」
「彼らはさらに解析を進め、BCGが単球(マクロファージのもととなる細胞)という自然免疫細胞に働いてエピジェネティックな変化(遺伝的な変化ではなく、遺伝子の機能を変えるような変化のこと)を起こし、このために単球の生体機能が高まっていることを実験的に明らかにしたのです」
「彼らは自然免疫も訓練で強化できると考え、この現象のことをtrained immunity(筆者仮訳・訓練された免疫)と呼んでいます」
引用:https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20200330-00170482/
子供など、若い人の方が重症になりにくなったり、
軽症や不顕性感染だったりするのは、
もしかしたら、
若い人の方が、BCGの接種をしてからの年数が近いため
その効果がよりよく出ているのではないかとも考えてしまいます。
今の時点で、すぐに新型コロナのワクチンを使えるようにはならないですが、
BCGの予防接種って年を取るにつれ弱くなるのであれば、
ある一定の年齢で再度接種しておくというのはどうなんでしょうか?
私は専門家ではないので、なんとも言えませんが、
2回接種や大人になってからBCG接種をすることで
問題があるのであれば無理ですが、
特に大きな問題がないのであれば、
特に医療に携わる人が医療崩壊しないためにも
何か対策を行った方がいいように思います。
確かに、結核も肺に影響するものですのですし、
新型コロナも結核と似た症状とも感じます。
BCG接種の効果で新型コロナに良い影響があるのであれば
日本でもすぐにでも行うべきだと思います。
新型コロナと結核の症状について、似ていると思った記事
↓
今も現役!結核って何?
さらに、
BCGの接種により、他の感染症への抵抗力もつく
(人間の体の免疫機能に何らかのスイッチが入る)ようなので、
これが、新型コロナ治療や予防の
光明になってくれればと期待します!
BCGが効果があるということになれば、
いままで何故だった事の説明になりますよね。
1.何故、幼児や子供、若者は軽症や不顕性感染なのか?
2.何故、日本はヨーロッパやアメリカのようになっていないのか?
3.何故、高齢になるにつれ重症化しやすくなるのか?
単純に若いから免疫力が強いからとも言われていますが、
BCG接種から日数が近ければ近いほど、新型コロナに対しても
BCGワクチンの影響の免疫が働き
年を取るにつれ、BCGの効果が弱まることで
重症化しやすくなるという説明にもなります。
ちなみにBCGの効果は15年ほどと言われているようです。
オリジナルBCGに最も近い日本のBCG: BCG Tokyo 172
オリジナルBCGは,リールからパリのパスツール研究所へ移ったCalmetteによって多くの国に分与され,それぞれの国でBCGワクチンの製造が行われるようになった。それぞれの国の製造所が,それぞれの国で調達可能なウシ胆汁や馬鈴薯という天然物を用いてCalmetteの原法に準じながらもそれぞれ独自の方式で継代を繰り返した結果,それぞれの国のBCG株はCalmetteの原株(オリジナルBCG)とは多かれ少なかれ性状を異にする亜株として分化していった。
パスツール研究所は,BCGをBacille bilié(胆汁菌)と名づけたCalmetteの遺志に反して,Calmetteの死後間もなくウシ胆汁培地の使用を年に3回までに減らし,1961年には1173代目の継代菌についてsingle colony selectionを行い,Pと名づけた一つのコロニーを選択し,このコロニーから培養した菌を凍結乾燥してワクチン製造のシード・ロットBCG Pasteur 1173P株を作成した。このような操作の結果,パスツール研究所のBCGはCal-metteのオリジナルBCGとはかなり異質のものとなり,忠実にウシ胆汁培地で継代を続けてきたBCG Tokyo 172株のほうがオリジナルBCG本来のBacille biliéの姿を受け継いでいるといえる。
引用:https://www.kekkaku.gr.jp/pub/Vol.86(2011)/Vol86_No6/Vol86No6P603-606.pdf
BCGがもし使えれば、
今すぐ世界を救えるかもしれませんね。
人類にとって良い奇跡がおこる事を祈っています。
ウィルスとは?