α7Cの発売日が過ぎ、沢山のレビューや口コミが出てくるようになりました。
そんなα7cですが、キットレンズの他にオススメレンズは何にしようかと悩まれる方も多いのではないでしょうか?
キットレンズは、ズームして画角を変更するとF値が変わり、画像の明るさや背景ボケなどが変わってしまうのと、そもそもF値が4~5.6なので、あまり明るいレンズではありません。
F値の数値が大きいレンズは、暗所に強くないので室内での撮影や朝や夕方などの光が弱い場所ではきれいに移すことが難しくなります。
ISO値を高くすれば、明るくはなりますが、一般的にはISO(感度)を上げるとノイズが増えてきれいな画像にはなりにくいです。
しかし、α7Cなど、Sonyの裏面照射CMOSセンサーの場合、暗所にも強くISO6400とか、12800位まで上げてもノイズも気ならずきれいな画像を撮影することができます。
とはいえ、できるだけISOを上げない方が画像もノイズが無くきれいに撮影できますし、背景ボケも出やすいので印象的ないい感じの写真や動画が撮影できます。
という訳で、レンズはF値が低いと暗所にも強く、キレイに移すことができるので、F値が変わるキットレンズよりも、F値ができるだけ低くてズームレンズの場合でもF値が変わらないズームレンズをおススメします。
では、α7Cにオススメのレンズをご紹介します。
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まず、単焦点レンズで一番オススメなのはSONY純正のGレンズで、FE 20mm F1.8 G SEL20F18Gです。
SEL20F18Gは画角20mmでF値が1.8の単焦点レンズです。
ズームレンズではありませんのでズームはできないのですが、何といってもF値が1.8なので暗所にも強い明るいレンズで、背景ボケも大変綺麗な神レンズです。
さらに、20mmという画角(写せる画面の広さ)が広い(広角レンズ)なので、手持ちで自分と背景を一緒に移す自撮り撮影などの時でも自分の顔だけドアップになるような事がなく、適度に自撮りの顔と背景も程よく入るので自撮りにはBESTなレンズです。
α7Cを購入する方でYoutuberとして利用したい方や、VLOG撮影や外出時の自撮り撮影などを考えられている方の多くが買われるレンズで、瀬戸弘司さん、カズチャンネルのカズさん、ワタナベカズマサさん、さっさん、ドリキンさん、その他大変多くのyoutuberが使用しています。
更に、動画撮影を外で行う場合、移動しながらの撮影で手振れを抑えるためにジンバル(スタビライザー)を使うこともあると思いますが、
ジンバルにミラーレスカメラを載せて撮影する場合、あまりレンズが大きく重いとバランスがとりずらく、手持ち撮影時もカメラとレンズとジンバルの重量を合計した重さがかかってくるので、
レンズはできるだけ軽く小さい方が、疲れも少なく、ジンバルで快適に撮影できます。
ズームレンズなら、次にオススメするFE 24-105mm F4 G OSS SEL24105Gです。
こちらは、ソニー純正のズームレンズで画角が広角側が24mmから始まり望遠側が105mmまでズーム撮影できるレンズです。
F値はF4ですがズームしてもF値が変わらないF値通しのレンズです。
F値がF4通しなので、大三元レンズ(F2.8通し)に比べれば、多少暗所性能に引けをとるのではと思われるかもしれませんが、昼間や普通に撮影する分にはF4でも全く問題ないですし、プロの写真家や映像作家も頻繁に使用するレンズなので自信を持っておススメできるレンズです!
更に、このレンズはレンズ内レブレ補正(OSS)もついているので、α7Cのボディ内手振れ補正と合わさる事で、更に手振れに強くなります。
今まで、SONYのミラーレスのEマウントレンズをお持ちでない方の場合、初めから単焦点レンズを買うのは、難しいかと思います。
なぜなら、自分がどんな画角(撮影範囲)で撮影したいのか、または撮影する機会が多いのか、わからない場合も多いはずです。
なので、そんな方には標準ズーム域のSEL24105Gを、最初に買うことをおすすめします!
標準ズームというだけあって、広角の24mmからズームの105mmまで使えるのでほとんどの画角で撮影できると思います。
また、α7Cはスーパー35mmモードという機能もあり、それを使えば望遠最大105mmの所を最大157.5mmまでズームした撮影が可能になります。
最後にお勧めするのは、サードパーティ製のタムロンのA36(28mm~75mmまでF2.8通しの大三元レンズ)です!
このレンズが誰もが認めるコストパフォーマンスが際立つ、高性能レンズです。
タムロンはSONY純正でなくサードパーティ製になるのですが、実はTAMRONはSONYのレンズも委託製造しているので、SONYの純正レンズと遜色ないと言っていいほど性能が高く、しかも価格はSONY純正レンズの半額程度で購入できたりします。
SONYのミラーレスカメラでは他社に比べて優位性の高いAF(オートフォーカス性能)がありますが、TAMRONのA036もAF性能は高く、SONY純正とほぼ同じといっていいと思います。
また、写りに関しても、かなり美しく撮影出来るためプロの写真家や映像作家も使用しています。
OSS(レンズ内手振れ補正)が付いていないのと、AF、MFの切り替えスイッチなどが一切ないシンプルな構造とデザインの為、SONY純正のGレンズに比べてもかなり安くなっています。
今回おすすめした3種類のレンズには、SONYのGMレンズ(Gマスターレンズ)は、入れませんでした。
もちろん、Gマスターレンズは素晴らしい移りとAF性能など、SONYのミラーレスで撮影するには最高のレンズだとは言えます。
しかし、GMレンズともなるとカメラの本体価格よりも高くなるレンズも多く、(レンズ1本で20万~30万超え)α7Cで使うにはどうなんだろうと思ったからです。
さらに、GMレンズの場合大きくて重量も重いレンズも多いので、コンパクトで軽いα7Cに付けるとフロントヘビーになって持っていてバランスが悪いのです。
カメラよりもレンズの方が断然重たくなると、撮影していて手頸への負担も大きくなります。
そうは言っても、折角SONYのミラーレスカメラを購入したので、お金には目途はつけず最高の画質を求めたいという方には、GMレンズをA7Cに付けるというのもありだとは思います!
ちょっと余談ですが、実はSuper35mm(APS-C)モードで動画撮影する場合なんですが、α7cの2倍以上40万以上するα7SⅢだと4K撮影の場合Super35mm(APS-C)モードが使えないのですが、α7Cでは4K撮影時もSuper35mm(APS-C)モードが使えるんですよ!
なぜかというと、
α7Cは、有効画素数が2420万画素に対してα7SⅢは1210万画素なので画素数としてはα7Cの方が2倍も画素数が高いんです。
画素数がある分、α7Cは、4K撮影時でもSuper35mm(APS-C)モードが使えるようです。
因みに、何故価格が2倍もするα7SⅢの画素数が少ないというのは、同じセンサーサイズ(35mm)内に、2420万個と1210万個の画素数を詰めこんだ場合、
2420万個の方が2倍詰めこまなければならないので、必然的に一つ一つの画素の大きさを小さくしなければなりません。
画素を小さくすれば、一つの画素で受ける光の量が少なくなるので、暗い場所に弱くなるという訳です。
という訳で、α7SⅢは、α7Cの半分の画素数なので、画素の大きさは2倍の大きさにできるんです。
そうすることで、α7SⅢは沢山の光を一つの画素当たり取り込めるので、暗い場所(暗所)の撮影でも明るく撮影できるのです。
α7SⅢの場合、動画での撮影をメインに考えられている機種なので、1210万画素もあれば、十分すぎるくらいなのです。
また、α7SⅢの場合4K10ビット撮影や、アクティブ手振れ補正や、4K120フレーム撮影など、動画に特化したフラッグシップ性能を有しています。
それに比べ、α7Cは写真撮影時には2420万画素で撮影できるので、α7SⅢよりも写真の精細さは高くなります。
α7Cは写真も動画も両方いい感じで撮影したい方向けと言えます。
α7Cもα7S3ほどではないにしても、他社のミラーレス一眼カメラに比べれば格段に暗所性能も高いので、十分な性能を持っています。
α7cには、SONY純正の無印レンズ、Gレンズ、GMレンズの他、TAMRON、シグマ、などのサードパーティ製のレンズの他、オールドレンズもあり、種類も価格帯も豊富なラインナップから選べるので、楽しいのですがどのレンズを選べば自分の希望に一番あったレンズなのか選ぶために調べるのも一苦労です。
しかし、今回ご紹介したレンズであれば、購入して後悔することはまずないのではないでしょうか。
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