今回の台風21号は、今年最大級に強さで四国から近畿に上陸しました。
今回のように非常に強い勢力で上陸するのは25年ぶりとの事。
そういう情報は事前に得ていたのですが、非常に強い勢力950ヘクトパスカル未満の台風の上陸ってそんなに前だったのかなあとちょっと意外に思いました。
ココ最近は、台風の勢力も強くなっていた印象もあり、
あちこちで被害もTVなどで見ていましたので、25年ぶりに非常に強い勢力での上陸というのはとても不思議な感じでした。
恐らく上陸ではなくても陸地ギリギリを通過していたんだろうと思います。
とはいえ、
今回の台風21号(2018年9月4日)は、やはり甚大な被害を出していたようです。
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まあ、こんな事が起こるんですね。。
びっくりしました。。
しかも、外国のタンカーかと思いきや日本の福岡の会社のタンカーとのことでした。
9月4日の台風21号の上陸時に、猛烈な強風と荒波に流されてしまい、関西国際空港の島へ渡るための連絡橋道路へ激突してしまったようです。
関空の橋に衝突 タンカー乗組員全員救助
福岡市の日之出海運が所有するタンカーの「宝運丸」は、4日午後1時半ごろ、台風の強風に押し流され関西空港の連絡橋に衝突した。船内には乗組員11人が閉じ込められ、海上保安庁が2人をヘリコプターで吊り上げた後、ガス漏れの恐れが出たため救助活動を中断していたが、午後10時過ぎ、タグボートで残る9人の救助を完了した。11人全員にケガはないという。一方、橋脚の損傷で、空港内には旅行客およそ3000人と施設や飲食店などのスタッフが取り残された。関西空港は5日も滑走路が閉鎖され、連絡橋も通行止めとなっていて、空港再開の目途は立っていない。旅行客には非常食と毛布などが配られ、不安な夜を過ごすことになった。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180905-00000002-ytv-l27
映像を見て、ちょっと信じられませんでした。
しかも、これって関西国際空港って離島(島)だから連絡橋が通れないと空港使えないって事ですよね。。
空港に行けない人は、まだしも、今現在空港にいる人はどうやって帰るんでしょうか?
橋の反対側はまだ壊れていないので通れそうなので、片側通行にして通すのでしょうか?
それにしても、橋がもしかして衝突部分の接合部が弱まっていれば、全体的に落ちてしまう危険性も考えられるので、早急に片側通行にするわけにもいかないような気がします。
そうなったら、今関空にいる人は船で陸に渡すしかないんでしょうね。
よく台風の被害の場合は、民家の屋根が呼ばされたとか、農家の稲や野菜や果実の被害など民間のものの被害をよく耳にします。
でも、公共交通機関や道路、橋などのインフラに大きな被害が出たというのは、いままであまり記憶にありません。
(もちろん、地震などではインフラは被害にあっていいますが。。)
それにしても、今回はやはり25年ぶりの非常に強い台風の上陸だった為か、
関空の連絡橋にタンカーが流されて激突して壊れたり、関空の滑走路自体にも高潮の影響で冠水して空港が使えなくなったみたいです。
ところで、
関空って1994年の開港以来、現在までに3mから、4mも地盤沈下しているって知っていましたか?
埋立地なので仕方のない事なのか、それとも開港を焦るあまり、地盤沈下対策を中途半端なまま開港してしまったのでしょうか?
今現在は、滑走路は海面から5mの高さにあるとの事なんですが、このまま地盤沈下がすすむと、10年~20年後には滑走路は海に沈んでしまうのではないでしょうか?
正直、このニュースを読んだときは驚きましたよ。
だって、94年の開港時から今までで、大きいところで4m地盤沈下しているんでしょ。。
2018年ー1994年=24年
24年で4mも地盤沈下!!!
って、事で、現在も地盤沈下しつづけているので、いずれは海の中って事ですよね。
でも、関空は24時間営業で夜中も飛行機はひっきりなし、滑走路を埋め立てなおしてかさあげしてなんてする暇ありません。
世界中から数分おきにひっきりなしに飛行機が離陸、着陸するので閉鎖なんてできっこありません。
調べてみると、名古屋のセントレアも地盤沈下しているようでした。
これは、海の上に埋め立てた土地の場合はどうしても仕方ない現象のようです。
でも、理論的には一定程度地盤沈下しても、土の密度があがったり、中の空気が抜けて地面がしまってくると地盤沈下しなくなるという理屈があるようでした。
とはいうものの、関空は実際にはもう地盤沈下しないばずなのに、未だにあちこちでひび割れ穴ぼこだらけで地盤沈下しているようです。
今回の台風21号は、関空の被害だけでなく、新幹線の電線が切れて復旧の目処がたたないほどだったり、中古車オークション会場での、複数のオークション車の炎上、道路でのトラックや車の横転、京都の渡月橋の欄干被害など様々な被害がありました。
台風は自然現象とはいえ、ある程度事前に予測ができるので、
当然のことですが、仕事でもプライベートでも不要不急の外出を避けたり、予定を変更する勇気が必要なのだと思います。
タンカーの衝突で言えば、
もし、今日は猛烈な台風が来て危険だから、今日は港に停泊して明日に運行しようとしていればこのような事にはならなかったはずです。
一日休む経費やリスクよりも、関空の連絡橋を壊してしまった現在の賠償金や被害、リスクはあまりにも違いすぎます。
日本(現在社会)では、必要なときに休む判断をできない場合がありますが、
仕事上の運行でも、個人でも適切な状況判断の上で休むときは休むという判断が結果的にはリスクを最小限に減らし、よい結果へと繋がると思います。
今回は、台風21号でタンカーが関西国際空港の連絡橋に衝突したニュースを見ていろいろ考えさせれました。
ではでは!
このタンカーは、飛行機のジェット燃料を空港へ運んで荷降ろしをした後だったので、船が軽くなっていたようです。
また、台風が来ることは想定していて、空港と連絡橋の間辺りにイカリを下ろして停泊して台風が過ぎ去るのを待っていたようです。
しかし、今回の台風で、最終的には最大瞬間風速で50m以上の猛烈な風により、碇でのタンカーをとどめることが出来ず、連絡橋の方へ流されてしまったそうです。
なので、台風対策はしていたつもりだったと思うのですが、これまた最近よく聞く想定外だったのですね。。
関空の沖合いでタンカーが碇をおろして停泊していた場所は砂地で碇が利きにくい場所であったことと、船は一度動き出すととめるのは簡単ではないとの事と、想定外の暴風と高潮の影響もあって、今回の関西国際空港への連絡橋への激突という甚大な事態になったようです。
連絡橋には、中央に鉄道の線路も走っているんですが、今回の被害で道路の橋桁が線路の上にまでずれて行ってしまっているので、鉄道も使えません。
今は、神戸からのフェリー(船)での往来か、かろうじて大丈夫だった、片側の連絡橋での通行になっています。
現在は、とにかく空港からの人を空港島から出すために、バスと船でピストン輸送している最中です。
関空自体の復旧は、今日9/5、明日9/6、明後日9/7位まではまったく復旧の見通しが立っておらず、
一週間かかるか、それ以上になるのかもまだわかっていません。
関西電力管内の停電も200万戸を超えており、関西淡路大震災並みの停電数との事で、やはり台風も怖いと改めて思い知られました。