今回の北海道の大地震では、土砂崩れや札幌の液状化現象なども大変な事態なのですが、
そんな中、思いもしなかった事態が起こりました。
それは、北海道内全土で停電してしまい、その復旧のめども立たず、復旧するとしても一週間以上かかるとの事。
えっ!
何故?
発電所が壊れているわけでもないし、北海道内の全体の40%を発電する苫東厚真発電所が震源地のすぐ近くだったこともあり緊急停止した事で、他の発電所の負荷が大きくなりすぎて連鎖的に全て停止するなんて、、、。
なんで、リスク分散ができていないの?
というか、北海道全土で停電って、本州で言えば、東京から大阪までの範囲が停電してるってくらいの規模でしょ??
そしてまた、苫東厚真発電所は発電所で電気を作るところなのに、それをまた再起動して動かし始めるためには、他から電気をもらわないと再起動すら出来ないって。。
そんな事は知りませんでした。
発電所だから、電気あるでしょ。もし停止しても再起動するためくらいの予備発電所(発電機?)くらい当然自前であるでしょ。
と思っていました。
自分が停止したら、自分を他のものの力を借りないと再起動できないとは。
しかも、今回は、苫東厚真発電所の再起動の為に北海道内の他の発電所から電力をもらおうにも、全部の発電所が停止しているからもらえない。
なので、水力発電所からの電力で再起動しようとしているらしいけど、再起動できるかは微妙な状況らしい。
なんで、もっとも大切なインフラをこういう風に作っちゃうんだろう。
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北海道中がブラックアウトなんて映画の中の話だけにして欲しかった。
これって、北海道だけの話じゃないのかな。
何か問題が起きたときに、全部が一斉に連鎖してダメになるなんて、考えられない。
普通ビジネスの世界でも、複数の違う方法でバックアップ体制を作るはず。
なのに、一番大切な命に関わるインフラの電力がこんなシステムではどう考えてもおかしいと思う。
これが、北海道の真冬だったら、または、東京で起こったとして真夏だったらと考えると更に恐ろしいです。
それにしても、発電所はそれぞれ、自前の施設内で自前の発電設備を再起動させるくらいの設備と燃料くらいは確保して欲しいです。
そんなのは、当たり前にあると思っていたし、もっと言えば、思わなくても自前の発電設備を起動するのに他の大きな電力がないと再起動できないなんて考えてもなかったです。