2019年3月13日(水)PM1時48分頃、
紀伊水道を震源とするマグニチュード5.2の地震が発生しました。
和歌山県や徳島県では、震度4を記録しましたが、特に大きな被害の報告はないようです。
コンテンツ
しかし、専門家の間でも南海トラフ地震に関係する地震と考えている人と、直接の関係性はないという考えている人がいるようです。
京都大学の梅田康弘名誉教授によりますと、今回の紀伊水道を震源とする地震の場合、フィリピン海プレート内部で起きた地震なので、
プレート境界で起きる南海トラフ地震とは、直接の関係はないということになるが、
南海地震の発生が近づいてくると、フィリピン海プレートやユーラシアプレートの内部で起こる地震が増えてくるので、南海トラフ地震が近づいているとのことでした。
ということは、今回の地震は、まったく南海トラフ地震とは関係ないとは言えないようです。
南海トラフ地震が近づいている証拠ともいえるようです。
南海トラフ地震が起きた場合、一番怖いのは津波です。
震度が大きい地震の場合でも、最近の建物の耐震化は進んでいますが、津波が来てしまえば海の水に飲み込まれて流されてしまうので、どうにもなりません。
南海トラフ地震が起きた場合の、津波の高さは最大で30メートルを超えると予想されています。
高知県で、最大34m、静岡県では最大31m、愛知県、三重県、徳島県、愛媛県などでも20m以上の津波が予想されています。
東日本大震災のときは、その後の調査で40mもの津波の高さになっていた箇所もあるということでした。
30mや40mの津波となると、海岸線から何キロも離れても津波が押し寄せてくることになります。
南海トラフ地震が予想されている地域も太平洋側の平地に町が沢山あり、人口密度の多い地域は低い土地になっていますので多きな被害が予想されています。
だからと言って、簡単に山の上に引っ越すとか、標高が50m以上ある高台に引っ越せればいいですが、現実的にそのようなことはほとんどの人は出来ないと思います。
また、津波は、普通の波と違い、海水面全体が盛り上がってくるので、すさまじい破壊力です。
そのスピードも桁違いなので、津波が来たと目で見て気付いてから逃げても間に合いません。
津波が来るとわかっても、いざとなるとみんながわれ先にと高台へ非難しようとするため、道路は渋滞になり、逃げたいのに身動き取れなくなる事態も十分考えられます。
そこで、なんとか海岸線に近いところに住んでいる人も助かる方法はないのか調べていたところ、津波シェルターというのを見つけました。
株式会社光レジン工業という会社が製造販売しているようです。
TEL:046-245-3721