2019年5月10日(金)宮崎県の日向灘を震源とする地震が発生しました。
マグニチュードは6.3、最大震度は、県南部の宮崎市と都城市で震度5弱を記録しました。
出典:tenki.jp
都城市に住んでいる知人に聞くところによると、
同日、朝7時過ぎにも震度3の地震があったとの事でした。
その後、8時48分頃に強い揺れを感じたとのことです。
家全体がグラグラと強く揺さぶられるような横揺れが10数秒続いたようです。
今の所、特に被害は報告されていませんが、古い家屋や、古い橋などは注意をしたほうがいいかも知れません。
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宮崎県では、ここ数年新燃岳の噴火などが続いていましたが、今回の地震は海の日向灘を震源としているので、火山とは関係ないと思われます。
しかし、やはり誰もが考えてしまうのが、南海トラフ地震への影響(関係)ではないでしょうか?
確実に起きると考えられている、南海トラフ大地震ですが、
今回の日向灘を震源とする地震と南海トラフが連動して巨大地震が発生するとの見方をしている専門家もいるようです。
このため南海トラフ沿いでも想定される最大規模を見直すことになり、昨年8月末から検討会で議論。同年末に、静岡県の富士川河口断層帯から宮崎県沖の日向灘南部までの750キロメートルにわたる広大な領域で最大でM9・1の超巨大地震が起こるとする新しい想定を公表した。
検討会座長の阿部勝征東大名誉教授は、この地震を「巨大西日本地震」と命名した。地震の規模や津波の高さは東日本大震災に匹敵する。5〜6もの領域が連動して起こる「連動型」の超巨大地震という点も東日本大震災と重なる。
一方、津波や地震を起こす震源域が沿岸近くにある点は異なる。東日本大震災では津波の最大波が到達するまで最低でも15分程度の余裕があったが、西日本のM9級地震では最短2分で1メートルの津波が押し寄せる。地震発生後に速やかに高台などに避難できる体制づくりがより重要になる。
スロースリップという言葉をご存知でしょうか?
私も始めて聞いたのですが、
南海トラフから西にある豊後水道や日向灘での、静かにずれていってることが、南海トラフのプレートの固着域に対してどんどん進んでいるということです。
東日本大震災のときや、メキシコの巨大地震のときも、まずスロースリップが起きていたことがわかっているようです。
詳しい説明はこちらをご覧ください
↓
https://www.nhk.or.jp/special/plus/articles/20180927/index.html
地震で怖いのは、やはり津波ですよね。
東日本大震災のときも大きな揺れでの被害に比べ、津波の被害がほとんどでした。
海から近い標高の低い土地に住んでいる人は、心配だと思います。
自然災害は、人の力でどうすることも出来ないのですが、
それでも、日頃から出来る限りの食糧備蓄や、非難グッズの用意や、いざという時の避難経路の確認などをしておく必要があると改めて実感しました。