イベルメクチンという駆虫薬が新型コロナ感染症に効果があるかもしれないとオーストラリアの研究チームから発表がありアメリカのユタ大学らの調査でも見えてきました。
抗寄生虫薬イベルメクチンが新型コロナウイルスに効果がある理由
↑上記の記事のコメントで気になったことがありました。
イベルメクチンは20年以上前疥癬の治療で内服したことがあり、安全な薬です。
製薬会社の利益は少ないため、無視されないことを願っています。
予防的内服での効果を期待しています。
製薬会社が儲けるために新型コロナのワクチンじゃないとだめとか、
新薬を売るために既存の素晴らしい効果のある薬を潰そうとしないようにしてほしいものです。
現在、様々な既存薬の効果が出てきていますが、その後の報道ではその臨床についてはあまり報道されません。
胎児奇形の副作用が心配されているアビガンや、どんどんウィルスがわかるのに効果があるのか不明なワクチンに対して期待させる報道が多く目立ちます。
既存薬の中で、既に安全性が認められていて、新型コロナの治療に劇的な効果があるものであれば、そちらを使うべきだと思います。
イベルメクチンが48時間以内に新型コロナをほとんど殺してしまういうオーストラリアの研究グループが検証しているようです。
もう一つの抗新型コロナウイルス薬候補となるか:イベルメクチン
FDA承認の薬物イベルメクチンは、インビトロでのSARS-CoV-2の複製を阻害する
コンテンツ
イベルメクチンは、ノーベル医学生理学賞を受賞した北里大特別栄誉教授の大村智先生が発見した薬です。
1979年に静岡県のゴルフ場の土壌の中に住んでいる新種の放線菌にアベルメクチンという物質を作り出す能力があるのを発見したのがはじまりで、それが、当初牛などの家畜の寄生虫感染症に効く薬として作られたようです。
その後、アフリカや熱帯地方で多くの人が苦しめられていた寄生虫感染症の治療薬としてアベルメクチンから開発された、イベルメクチンという薬が人間用に開発され、多くの人を救ってきています。
日本でイベルメクチンを使ったもので、多く知られているのは犬のフィラリアの予防薬かもしれません。
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愛犬家の馴染みのフィラリアの予防薬「イベルメクチン」が、新型コロナの新薬に?
また、イベルメクチンはこれまでの研究で、HIVのタンパク質生成を阻害したり、インフルエンザウイルスなどウイルス、狂犬病ウイルスなどの増殖を防ぐことも実証されているとの事です。
北里大特別栄誉教授の大村智先生によると、
今回の新型コロナウィルスに何故イベルメクチンが効くのか理論はわかるが、今はまだ話せないとしています。
(新型コロナに何故イベルメクチンが効果があるのか大村先生にはわかっているんですね。。)
今回の大村先生もそうですが、ウィルス学に関してこれほどまでに日本の研究者が素晴らしいのかと今までほとんど知りませんでした。
寄生虫の薬が新型コロナの治療薬になるかもしれないと聞いて
えっ!と思いましたが、
放線菌の効果と聞いてあながちこれは本命かもしれないと直感的に感じました。
結果的に、今までは寄生虫感染症の薬として使われたいたということですが、既に研究で様々なウィルスに対して阻害したり、増殖を防いだり、ウィルスを減少させる働きは検証済みなので、効果は期待できると思います。
また、アメリカのユタ大学の研究では、
欧米やアジアで新型コロナ感染者1400人を調査して、
イベルメクチンを投与しなかった700人の致死率は8%だったのに対し、
イベルメクチンを投与した700人は1%だったといいます。
さらに重症化した人の致死率も3分の1だったことが分かってきています。
新型コロナウイルスを99.98%も抑制
オーストラリアの研究グループ(メルボルン大学ドハーティ研究所)は、新型コロナウイルスとよく似たSARSウイルス(SARS-CoV)が1本鎖のRNAウイルスであることから、イベルメクチンも新型コロナウイルスに効くのではないかと考え、細胞を使った試験(in vitro)をしてみたという。すると、イベルメクチンを使ってから24時間後に新型コロナウイルスのRNAが93%減少し、48時間後には99.98%減少したことを観察した。また、イベルメクチンによる毒性作用は見られなかったという。
https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20200408-00172075/
素人考えですが、菌類には多くの働きがありますよね。
食品の発酵、酵母や納豆菌、酒作りの麹菌など、目に見えない小さな世界でいろんなことをしてくれます。
正直、詳しい理論はわかりませんが、直感的に新型コロナウィルスの治療の為に人体に安全性が高く有効ではないかと感じます。
私たちの免疫システムについて興味深いページがありましたので、ご紹介いたします。
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東京医科歯科大学難治疾患研究所 市民講座
第5回 知っておきたいゲノムと免疫システムの話私たちの体を守る免疫システム