【北海道地震震度6強】停電状況長期化!安否確認は携帯電池保存の為最小限に!

今朝、2018年9月6日の午前3時頃、北海道胆振地方中東部で大規模な地震が発生しました。

この地震の原因は夕張から安平町辺りまで伸びる断層帯の一部で起こった地震だと専門家は話しています。

また、今回の地震であまりにも震撼させたのは、地震発生後に札幌の夜景や函館の夜景が一気に消えて真っ暗になっていったことでした。

しかも、地震が起こった千歳市周辺だけでなく、札幌全域、函館、室蘭等々北海道の広範囲にわたって停電してしまっています。

函館の夜景が消えてゆく光景は、異様な光景でした。

函館って、千歳からは300km以上離れているので、それほど関係ないと思っていましたが、発電施設が連鎖的に緊急停止をしてようで、その影響で北海道の広範囲にわたり停電が続いているようです。

 

原子力発電所は大丈夫?

現在、小樽から南西に行った泊村の泊まり原発では、北海道電力の大規模停電により、外部電力がこなくなり、燃料棒の冷却プールを冷やすための電源を予備の自家発電で賄っているので、ひとまず安心みたいです。

それにしても、一箇所の地震で、複数の発電所が一斉に緊急停止するなんて、どういう危機管理なのでしょうか?

原発もそうですが、病院とかも絶対電気が必要ですし、非常時はそれぞれ自家発電してください。という感じなのでしょうか?

 

電力保存のため、安否確認は最小限に!

北海道に家族や知人がいる人などは、心配で安否確認をしたいと思いますが、現状ではいつ電力の復旧ができるか北海道電力はまったく未定でわからないとの事なので、携帯などに電話をしたりすると、受けた側は

スマホの電池が切れたら充電することも出来ません。

そうなると、本当に被災者が電話したいときに連絡手段がなくなることになります。

心配なのはよくわかりますが、まずは安否確認はLINEとかメールとかの最小限で行ったほうがいいと思います。

 

ブラックアウトが現実に

電力が一斉に止まってしまうというのは、こんなに恐ろしい感じがすることなんですね。

これが東京で起こっていたら、とんでもないパニックじゃないでしょうか?

とはいえ、札幌も200万の大都会ですので、その影響はまだまだ見えていないだけで、これから停電が長期化するとどんどん出てくると思われます。

 

地震での停電状況長期化が続くと考えられる理由とは?

今回の地震で発電所が緊急停止し、電力使用の需給バランスが完全に崩壊し、いわゆるブラックアウトに伴う停電となっているため、(故障に伴う停電ではないため)

この停電状況はかなり長引きそうだといわれています。

北海道内のおよそ4割の発電を担う苫東厚真発電所が停止してしまっていますので、これを再起動するには相当な電力が必みたいです。

水力発電で再起動を試みようともしているようですが、水力発電の電力供給だけで再起動が出来るかどうかは、微妙なようです。

場合によっては、1週間近い停電状況が続くことも予想されています。

そうなると、空港も完全麻痺状態で流通も船舶に限られることから、物資不足が起こることが懸念されます。

北海道は地理的な要因から、他の電力会社から電力を容易に送電してもらうことも困難なだけに、大規模停電の際の電力供給は今後も課題が残っています。

 

北海道の全戸停電、復旧めど立たず 震度6強の地震

6日午前3時8分ごろ、北海道胆振地方を震源とする地震があり、震度6強を観測した。気象庁などによると、震源の深さは約37キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6・7と推定される。厚真町などで多数の家屋の倒壊や土砂崩れが発生し、生き埋めの人がいる模様だ。北海道電力によると、道内のすべての火力発電所が停止し、道内全戸の約295万戸が停電している。

北電によると、厚真町の苫東厚真発電所(石炭火力)に大きな被害が出てダウンしたため、電力の需給バランスが崩れ、ほかの火力発電所などが連鎖的にストップしたという。

電力復旧のめどは立っていない。北電は水力発電所を立ち上げ、供給の再開を急いでいる。

原子力規制委員会や北海道電力によると、北海道電力泊原発(北海道泊村)の外部電源が喪失した。非常用ディーゼル発電機によって、燃料プールにある使用済み核燃料の冷却は継続しており、午前4時現在、異常は確認されていないという。ディーゼル発電機の燃料は、少なくとも7日分は確保されているという。

JR北海道は6日朝の始発から全線で運転を見合わせた。復旧のめどはたっていない。札幌市営地下鉄と市電も停電のため、始発から運転を見合わせている。

新千歳空港は午前5時40分現在、全館で停電している。旅客ターミナルビルで水漏れが発生し、受付カウンターの一部が破損している。

胆振東部消防組合(厚真町)によると、午前5時半現在、「民家が倒壊している」との情報が厚真町内で6件、土砂崩れによる民家倒壊の情報が厚真町内で3件寄せられた。道路が液状化によって寸断されている場所があり、救助にいけない場所もあるという。停電が続く中、119番通報が相次いでいるという。厚真町消防に入った情報によると、町内で10棟が倒壊し、生き埋めの人がいるという。人数は不明だ。

苫小牧市役所によると、市内在住の82歳男性が階段から転落して心肺停止、そのほか9人がけがを負ったという。同市立病院には男性が骨折で搬送されている。市内ではガス臭がするとの情報も入っている。同市役所の職員は自宅で大きな揺れを感じた。立っていられないほどの強さで、揺れは1分ほど続いたという。

室蘭市の新日鉄住金室蘭製鉄所構内にある三菱製鋼室蘭特殊鋼によると、製鉄工場から出火した。ただ午前6時10分現在、ほぼ鎮火し、人的被害や施設の大きな被害はないという。

各地の震度は次の通り。

震度6強 北海道安平町▽震度6弱 千歳市▽震度5強 札幌市北区、北海道苫小牧市、江別市、三笠市、恵庭市、長沼町、新ひだか町▽震度5弱 函館市、室蘭市、岩見沢市、登別市、伊達市、北広島市、石狩市、新篠津村、南幌町、由仁町、栗山町、白老町

気象庁によると、原因は不明だが震度のデータが入ってこない観測地点が複数あり、そのうち厚真町で6強、むかわ町で6弱の揺れを観測したと推定される。他に震度7を観測した地点がある可能性も否定できないという。

https://www.asahi.com/articles/ASL962408L96UTIL00F.html

 

震度6強から7に修正!土砂崩れの厚真町鹿沼では震度7だった

当初、地震と停電の影響もあってか、地震計の全てのデータがあつまっていなかったが、その後データが集められた結果、震源付近の厚真町鹿沼で震度7が観測されたことが明らかになりました。

北海道の観測史上最大の震度が記録されたことになります。

マグニチュードは6.7地震の震源の深さは37kmとの事です。

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