日産の会長であり、ルノーや三菱の会長やCEOでもあるカルロス・ゴーン容疑者が逮捕されたとの報道に驚かれたのではないでしょうか?
そんな中、今回の件の本質が見えてきました。
その本質とは!?
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フランス政府 対 日産(日本?)
当初、TVで言われている有価証券報告書の虚偽記載の問題の他に本当の真実が隠れていますが、
まずは、今回の事件のことについておさらいしてみましょう。
今回のゴーン容疑者の逮捕の件は、「有価証券報告書」に報酬の額を5年間で約50億円を減額して記載していたという虚偽記載でした。
この有価証券報告書に虚偽記載するというのは、その有価証券報告書を見て投資家が株を購入して投資するので、
そこに嘘を書くというのは、投資家をだますことになり、それにより損害を受けた場合の責任も誰がとるのかという話になります。
事実、ゴーン容疑者の逮捕後、日産の株価もルノーも三菱も株価が急落しています。
有価証券報告書の内容を信じて購入した人は、大損をしてしまったことになります。
その損害を日産やゴーンさんが取るのでしょうか?
ベルサイユ宮殿での超豪華結婚パーティの代金も日産が支払わされた!?
カルロス・ゴーンさんは、2度目の結婚で50歳の女性(美女)と再婚していますが、
その結婚の際に、フランスのパリにある世界遺産ベルサイユ宮殿で、中世の格好をした人たちとともに
豪華絢爛な結婚パーティをしたようです。
しかもその費用は、日産の子会社に支払わせたといわれています。
ゴーンさんは、有価証券報告書に記載しているような年収10億円以外にも、日産から年間プラス10億円得ていたといわれており、
あわせて日産から年間20億円もらっており、そのほかにもルノーからも9億円以上もらっており、
更に更に、三菱が日産の子会社のようになった現在では、三菱からも2億2700万円の役員報酬をもらっているようです。
そんな大金持ちが、結婚パーティの金額を自分で払わず、日産の関連会社に払わせていたとは、
なんとも金に強欲な印象を受けてしまいます。
そんなに、お金をもって何をしたいのでしょうか?
庶民には理解できません。
カルロス・ゴーン逮捕の真の理由について
今回の、羽鳥さんのモーニングショーを見ていて、なるほどと思ったのですが、
日産は数年前、経営不振で潰れるのではないかという時期がありました。
その際にルノーが支援してルノーの子会社のようになりました。
そして、現在は日産は業績が回復して純利益を多く出せる会社になっています。
そんな中、現在のルノーや日産、はたまた日産の子会社のようになった三菱自動車などの力関係を見てみると以下のようになります。
ルノー ⇒ 日産 ⇒ 三菱自動車
ルノーは、日産株の約43%を保有しており、日産は三菱の株を大量に保有しているので、
ルノーは、一番上の親会社で、その下が日産、そして一番下が三菱自動車という形になります。
更に、ルノーは親会社ですが、販売台数も売り上げや純利益も日産の方がはるかに大きいのです。
そして、ルノーの利益の6割は子会社の日産から吸い上げたものになるとの事でした。
まじか・・・。。と思ってしまいました。
と、ここまでは、会社の話なのですが、
実は、その一番上の親会社であるルノーには、更に上に親分というか、ルノーに影響力をもつ存在があったのです。
それが、なんとフランス政府!!
フランス政府はルノーの筆頭株主だった!
フランス政府はルノー株の15%保有しており、ルノーの筆頭株主なのです。
しかもフランスの法律で、なぜか2倍の30%もっているのと同じ発言権があるとのことでした。(驚き!)
そして、フランス大統領のマクロン大統領は、ことあるごとに日産をルノーに経営統合してフランスの会社にしようとしていたようです。
ということは、電気自動車の技術をもち世界的な大企業である日産をフランス政府が取りに来ているという話になります。
なんか、やりすぎじゃないでしょうか?
さらにいえば、三菱自動車も日産の子会社のようになっているので、三菱自動車もひっくるめてフランスの企業になってしまうということです。
日本の産業は、自動車産業の裾野が広く、影響範囲も膨大です!
しかも、日本の自動車産業の2大会社、日産と三菱自動車をフランスにもっていかれたらどうなるのでしょうか?
日産の自動運転や電気自動車の技術も持っていかれますし、日本の工場閉鎖や失業者であふれてしまう可能性だって否定できません。
ゴーンはコストカッターで人件費を削除していたのに、自分が強欲すぎ!
カルロス・ゴーン容疑者は、日産に来たときに人件費の削減などで莫大な人を解雇し、
工場も閉鎖して、多くの日本人労働者に辛い状況を受け入れさせ、辛抱させました。
それなのに、当のゴーンさんが年間20億も受け取っていたとすると、到底理解に苦しみます。
仮に、有価証券報告書に記載していなくて隠していた10億円を従業員に支払っていれば、
年収500万円のひとであれば、200人も雇える金額になります。
下の社員や労働者にはコストカットしろといいつつ、
自分は膨大な大金をもらい、更にベルサイユ宮殿でパーティーをし、その金まで会社に払わせるなんて、
ブラック企業のトップそのものに思えてしまいます。
日産の利益がルノーにいっていたとは。。
ルノーが親会社になるので、当然なのかもしれませんが、恥ずかしながら、そのような構造自体今まで知りませんでした。
ルノーの純利益の6割が日産の利益だったんですね。
ということは、日産の車買うとルノーが儲ける、そしてフランス政府が儲かるってことなのでしょうか?
ちょっとその辺のことは正確にはわかりませんが、何か不に落ちません。
三菱自動車同じことが言えますよね。
日産は、最近はデザインも良くなっていますし、先進技術も素晴らしくて魅力的な車がとても多いと思います。
なので、業績が好調なのは良くわかりますし、素晴らしいと思います。
日産はGTRなどもあり、大好きな会社なのでどんどん成長してもっと素晴らしい会社になって人が喜ぶような車を作って欲しいと思っていますが、
その利益がルノーにいってしまっていて、日本の国にあまり還元されていないのだとしたらちょっと残念に思います。
(実際のところはよくわかりませんが、、。)
日産や三菱自動車がフランス政府のものになるのを懸念していた?
今回の、カルロス・ゴーン容疑者の逮捕に関しては日産の上層部の内部告発だったといわれています。
そして、内部告発する際に司法取引が行われたといわれています。
有価証券報告書に虚偽記載することも、別ルートでゴーン容疑者に更に10億円以上年間に渡していたとしても、
ゴーンさんが一人で出来るわけではないので、社内に知っている人が複数いたと考えられます。
なので、検察に告発すれば、関係者は自分も逮捕される可能性があるわけです。
そこで、司法取引をして事件の真相を明らかにする手助けをする事で、関係者の起訴をしないということがあったと見られています。
日産の上層部では、以前からフランス政府が日産をルノーと経営統合するように言っていたのを懸念していたようですが、決定的にこれはまずいを思うようになったのが、
今年2018年の春に、ルノーのCEO・会長の職を2022年まで延長する条件として、
フランスのマクロン大統領が、ゴーンさんに日産との関係をなくてはならないものする事が条件だと言っていたことでした。
ということは、ゴーンさんに日産をルノーと経営統合して完全にルノーにしてしまい、フランスの会社にするように指示していたのではないでしょうか?
このままではまずいと、危機に感じた日産上層部が、このままでは大変なことになるとして、内部告発して今回のカルロス・ゴーン容疑者逮捕に繋がったものとみられています。
Twitterの反応
なるほど。こういう下地があってのゴーンさんの逮捕ですか。
https://t.co/lCg0onfENb— nomura (@roabee) November 21, 2018
逮捕前に経営統合検討か ゴーン会長、日産・ルノー #SmartNews
コストカッターなのに脇が甘すぎただけなんだよなぁ… https://t.co/3GzGiMoOT5— ゆうれい (@yurei_hone) November 21, 2018
どう考えても、ゴーン氏逮捕には裏がある。
過少申告の件は、グレーゾーンの拡大解釈にすぎず、
ゴーン氏逮捕の本当の目的は、それこそ、欧州軍の絡みとみていいだろう。— Anshinkyo@ネットの自由人 (@siri1190) November 21, 2018
カルロス・ゴーン容疑者、逮捕前にルノーと日産の経営統合を検討してた https://t.co/efp8QoKweL こんなに株持たれてたらルノー側が強いのは変わらんのでは pic.twitter.com/cWJ3fn2yWm
— アルファルファモザイク (@alfalfafafa) November 21, 2018
日産ゴーン会長を逮捕した検察の裏! 司法取引を使いたがった特捜部長、ルノーと統合阻止する国策捜査説もhttps://t.co/u3RIq0118B
— 岡三マン (@okasanman) November 21, 2018
まとめ
フランス政府がゴーン容疑者を通して日産をルノーに経営統合させるように促していたのが今年に入り、本格的にそうなる動きを感じ日産の上層部が危機感を感じ、長年のゴーン容疑者の有価証券報告書の虚偽記載やその他の事を暴露したのではないでしょうか?
今回の件で、知らない事だらけだったことに驚きました。
知らなくてもいいこともありますが、知らないことでどこかの誰かが自分の利益を持ち去っていたり、汚いことを平然とやっている人がいるんだなあと感じました。