【低体温症】大迫傑が真冬日の冷たい雨の中、29kmで途中棄権!

昨年のシカゴマラソンで、当時の日本最速記録の2時間5分50秒の日本記録を出した、大迫傑が出場するという事で、

今年2019年の東京マラソンは、大いに盛り上がっていました。

ところが、フタをあけてみると、大迫は29km過ぎで、途中棄権となりました。

今回、何故大迫が途中棄権をせざるを得ない状況になったのかを検証してみます。

コンテンツ

当日の天候は冷たい雨だった!

東京マラソン当日3月3日は、例年に無い東京の真冬日でした。

更に過酷な状況だったのが、雨が降っていたことでした。

真冬日で雨、当然猛烈に冷たい雨の中、ほぼ真夏の半袖(タンクトップ)とランニングパンツという服装で、走らなければならず、

レース開始前から、雨に打たれ既に体が冷え切っている状態から、走り始めなければならなかったのでした。

良く、登山などで、低体温症で命を落とす人が出ることがありますが、

そのような低体温症は、体が動かなくなりとても危険な状態なのです。

大迫は、日常的に走り続けているので、体脂肪率も極端に低く冷たい雨の中、低体温症になっていたといわれています。

途中棄権の際、大迫の体がガタガタと震えていた。

大迫が、29km過ぎで途中棄権してコース外に出るところを見ていると、

体が尋常じゃないくらいガタガタと震え続けていました。

低体温症は、雪よりも冷たい雨の方が厄介だと思います。

雪でも、湿った雪やみぞれでは雨に近いので危険です。

2019東京マラソンの状況はどうだったのか?

今回の東京マラソンの状況を考えて見ます。

気温が5℃くらいしかない、ものすごく冷たい雨が降り続き、全身が冷たい雨でびしょびしょになる。

走ることで、強い風を受けるので、気化熱で猛烈に体の熱を奪う速度が加速する。

走って、体を動かすことで体温が上昇するよりも、冷たい雨と走る風による体温低下の方が大きかった。

体温が、低下してしまうことで、体が動かなくなってくる。
(まさに大迫がこの状態だったと思われます。)

※これ以上、大迫が無理して走ることを選んでいた場合、最悪の場合、もっと危険な状態になっていたことも考えられます。

今回の途中棄権という選択は、プロ選手らしい、もっとも正しい判断だったと思います。

しかしながら、途中棄権してコースから外れるときの大迫選手の姿を見ていたら、

あまりの震える姿に低体温症の怖さを改めて思わされました。

登山で最も危険な低体温症になって恐怖を覚えた経験から

私も、以前登山の時に、雨に襲われたのですが、

その時は、途中までは曇っており、登山の為、服は汗で濡れており、

着替えるまもなく雨が降ってきました。

また、雨が降ると想定していなかったので、

雨具も持ってきておらず、雨に濡れながら、下山しました。

その間1時間くらいだったでしょうか・・・。

途中、体が自分の意思とは関係なくガタガタと震えだし、

体を動かすのも辛く、頭もボーっとし始めていたことがありました。

幸い、ギリギリ下山でき、暖かい部屋に入り、暖かい飲み物を飲むことで

体の内と外から温めることが出来たので、無事でしたが、冷たい雨に濡れ続けることで起こる低体温症の怖さを知る経験でした。

低体温症とハイペースのペースメーカーが原因?

今回の大迫の状況は、まさにこの状況でした。

雨の中、体が冷え切った状態で走り出した大迫選手は、

筋肉が冷えた状態でありながらも、ペースメーカーの設定速度がかなりハイペースだったため、

足にも大変な負担があったと思われます。

普通、アスリートは試合前に体の動きを良くするため、ウォーミングアップをして、

筋肉を温めて動きを良くする状態にして、試合に臨みます。

これは、怪我をしないためにも必要なことなのですが、

今回の東京マラソンでは、逆に体が冷え切った状態で、レースが始まってしまったのです。

また、とても大きな大会で、出場選手も多く、スタートまで雨の中、待っているのも辛かったのではないでしょうか?

大迫が佐藤に給水ボトルを手渡す場面もあった

大迫がまだ途中棄権する前、佐藤悠基が給水ボトルを取りそこなっているのをみた、大迫は

なんと、その佐藤に給水ボトルを手渡してあげるという優しさを見せていました。

みなが真剣勝負の中、周りのライバルランナーに給水ボトルを手渡してあげるなんて

ありえない優しさに感動しましたよ!はい。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう