境界性人格障害(BPD)の治療に瞑想(マインドフルネス)

友人の知人の女性が、BPD境界性人格障害の傾向があり、
素晴らしい心理士と出会って行っているカウンセリングや心理療法についてお話します。

素晴らしい心理士先生との出会いにより、よい変化が!

毎月1回、約1時間程度のカウンセリングを約1年ほど行っています。

カウンセリングを始めた当初は、
今に比べると、暴言にとどまらず、

暴力を振るったり、
家の物を壊したりと

自分の中の何か勘に触れることがあると、
怒りがおこりはじめ、

怒り出すと、自分の中でどんどん怒りが増幅されて
その怒りから自分自身が抜け出せなくなり、

コントロールできなくなるような状況も度々あったと聞いています。

そのような状態にあった女性ですが、

今はそのころにくらべ、
暴力はなくなりました。

また、怒りは出ることがないとは言えませんが、

怒りも10分ほど、ぶちまけてくると
落ち着いてくることも場面もでてきました。

また、自分自身でその場をぐちゃぐちゃにしないように、

一人でその場を離れて、
一人になる時間を取ったりすることも

できるようになりました。

BPDを治療するためにしてきたチャレンジ

いままでいろいろな簡単なことからチャレンジをしてきました。

心理士の方が、その女性の話を聞き続ける中で、
アドバイスしていたことは以下のような事でした。

●自分を責めすぎないようにすること
●自分の時間を持つようにすること
●とりあえず今はそれだけできていることはすごいことだと認めてあげること
●いきなり難しいチャレンジをさせない
●まず、自分自身の心も肉体的にもかかる負担を少なくすること
●週に2~3度は夕方すぐに家に帰らず、自分の好きな場所で好きな事をする自由な時間を持つこと

その他にもいろいろあったと思いますが、
聞いたことの中で忘れたこともあると思います。

自分自身の感情をコントロール出来ないのは何故か?

精神的に自分自身をコントロールするのがうまくできない人の多くは、

過去の出来事にずっととらわれて、怒りや悲しみを持ち続けていたり、
未来に対する不安にとらわれてしまう癖がついています。

なので、常にピリピリしている状態が多いのです。

だから、

今の時間、この今を生きることに意識を向けさせるような
訓練が必要だと心理士の先生は言われていました。

その為の訓練に効果的なのが
瞑想(英語ではマインドフルネス)なのです。

瞑想(マインドフルネス)で一番大切な事

瞑想の本などを見ると、
殆どの本には呼吸法や姿勢などの事を書いていますが、

一番大事な部分が抜けています。

それは、瞑想をしているときに、
初めは誰でも、いろんな考えが浮かんできます。

しかし、そういった考えが浮かんできたときに、
そこから自分の今の呼吸だけに意識を集中させる(戻す)
ようにすることが大事なのです。

筋トレでもスポーツでも、
何でもそうですが、

初めはどんなことでも
繰り返し練習しなければうまくできません。

繰り返し練習することで、
だんだんと上手くなりますし、
初めは難しかったことも容易にできるようになります。

瞑想も同じです。
初めは色んな考えが浮かび、

今の呼吸だけに意識を戻すのが難しいです。

でも、繰り返しそれを行うことで、
瞑想も上手になってくるのです。

ここで、何故BPDの治療に瞑想が効果的なのかを説明します。

それは、BPDの人は自分の心をコントロールできていない
または、コントロールすることが下手なのです。

瞑想を繰り返し行い、
それを行うことで

瞑想中にいろんな考えが浮かんでくる自分自身
今の呼吸に集中させるように心をコントロールする力がついてくるからです。

その心理士の先生がオススメしていた書籍(本)がこちらです

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